2015/05
お別れ編集部



[上巻]370頁
 第T章 幕末の科学者・技術者たち
 第U章 科学者の周辺
 第V章 研究と教育に活躍した明治の科学者・技術者たち
 ISBN978-4-9905407-8-4 C1040 ¥1389E

[下巻]318頁
 第W章 新分野を切り拓いた科学者・技術者たち 
 第X章 我が国近代化に貢献した外国人
 第Y章 なでしこたちの活躍
 ISBN978-4-9905407-9-1 C1040 ¥1389E

ご注文は
 ライフビジョン出版
 〒151-0063渋谷区富ヶ谷1-53-4本橋ビル3F office@lifev.com
 tel:03-3485-1397 fax:03-3460-4456
[上下セット販売]税込3,000円、送料360円・振込料お客様ご負担
 「日本科学技術の旅」執筆者の君川治氏におかれましてはこの3月29日、新たなる旅に出発されました。桜の見事なお寺で催されたお別れの集まりには、小学校以来のたくさんのご友人が駆けつけました。夜風に流れる桜の花弁も、一緒にお見送りしているようでした。
 君川氏には2005年4月から本誌前身紙媒体の『月刊ライフビジョン』に、2006年7月からはOnLineJournalライフビジョンに、連載執筆いただきました。読者の皆様に謹んで報告し、長年のご愛読に御礼申し上げます。
 本コラムはこれを以て終了いたします。これまでの旅の足跡は下記単行本でお読みいただけます。どうぞご利用くださいませ。

本誌連載「日本科学技術の旅」が本になりました
科学技術の散歩道(上)(下)
―― 君川 治・著 ――

 会社生活を終えて10年になる。仕事が無くなると暇で困るかなと心配したが、幸い「科学技術の旅」をすることで新たな楽しみを見つけることができた。日本の科学者・技術者の足どりを現地に足を運んで眺める旅である。自伝・伝記・評伝などを読むのも興味があるが、生まれ育った町を訪ねると「おらが町の偉人」として生家が「記念館」として保存されていたり、顕彰碑や銅像が建てられていたりする。江戸末期から明治・大正・昭和初期の科学者・技術者にスポットライトを当てて、全国を歩き、自分なりの見聞記を書き出してから益々興味が出て、これまで一〇〇人以上の人物をランダムに取り上げて小冊子にまとめた。
 現代は科学技術の時代と言われ、政治・経済・軍事・産業から一般家庭まで、社会システム全般が科学技術の進歩により大きな変革を成し遂げている。生活は豊かになったが環境破壊や災害多発などマイナス面が心配である。更には研究開発が大型システムとなり、国際的な連携も多くなって個人が目立たなくなる面もあり、現代に近づくに従って個人崇拝の銅像や顕彰碑は少なくなりつつある。
 後進の皆さんにこの世界の面白さをお伝えできれば喜びである。
(筆者前書きより)

[筆者プロフィール]
  君川 治 昭和12年東京都生まれ
 〇昭和36年東京工業大学卒(電気工学コース 弱電)
 〇昭和36年三菱電機鞄社・無線機製作所・通信機製作所にてマイクロ波多重通信装置、衛星通信装置、テレビ中継放送装置、FM中継放送機の設計業務に従事〇昭和53年より本社および関西支社にて通信装置、電子応用装置、電子デバイスの販売およびエンジニアリングを担当、平成4年より通信事業部長〇平成7年、三菱電機システムサービス株式会社に移り、電子・通信機器の保守・運用・アフターサービスおよびシステムエンジニアリング業務を担当、常務取締役電子本部長〇技術士(電気・電子部門)〇日本科学史学会会員







On Line Journal LIFEVISION | ▲TOP | CLOSE |